ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆私の近所では・・・・☆

一昨日の向かいの奥さんとの立ち話で、この付近で2年ほど前に、猫を殺していた人間がいた・・

という話も出ていた。

私の住むアパートでも、三年ほど前に仔猫がバラバラにされ水タンクの上に放置されていた・・という

事件があったらしい。その時は住人が警察も呼び検証をしてもらったらしいが、二、三年前には密かに

密殺されていたノラが居たのは間違いない。犯人も捕まっておらず、私は外にいる不妊・去勢手術をした

ノラ子たちが心配でならない。いつも来る子が二日も来ないと、すぐ動物管理センターに電話を入れる。

この付近で役所からの捕獲が無かったか確認する。今のところ、みんな来ているけど、鬼畜が住んでいる

かもしれないこの町だから、心配は消えない。


地域猫」の活動を世間の人に知ってもらうのは、ある意味危険な行為。なぜなら、こういった活動を

していますと公になると、仔猫などをわざわざ捨てに来る人間も出てくるから。活動をしている仲間の

方も、玄関の前に仔猫を9匹も捨てられた。だから、この活動は密かにしなくてはならない・・・

出来ることなら地域の方々に知ってもらい、同士を募ったり理解を求めたりしたいのが本音。だけど、

いきなり猫たちを目の前に捨てられては意味が無い。啓蒙活動として、自治会などにポスターを貼らせて

もらったりするくらいしか無いかもしれない。

私の場合は同じアパートの一部の住人の方と、苦情で揉めた向かいの奥さん、自治会長などしかこの活動

を知らない。だから餌をあげている時間も朝方と夜と目立たない時間を選んでいるが、玄関の前に来る子

は夕方のまだ明るい時間に目立たないようにあげている。けど見ている人もいる可能性はある。

飼い猫になった「レン」は、明らかに近所の誰かが捨てて行った猫だった。もしかしたら同じアパートの

住人かもしれない。レンが現れたとき、二組の住人が引っ越しをしていった。以前に住人が捨てて行った

「クロ」も私が不妊手術を行った。

活動を公にすると、わざと捨ててゆく人が必ずいるのは、仲間からも言われている。けど・・・

不妊・去勢手術をしていることだけでも知ってもらいたいようにも思える。「増えない」ということが

地域猫」の土台で、その猫たちをみんなで可愛がって「共生」しよう・・という活動でもあるから。

世間は、厄介払いをしてくれる活動だと思っている人も多い。だから平気で捨ててゆくんだろうね。

こういった方々の「意識」が変わってくれることを祈る。生き物は「モノ」じゃない。散々たらい回しに

された動物だって、人間不信になってしまうのだから・・・人も動物も心ある生き物。人間だけの世界

じゃないということを、多くの方が認識して欲しい。



近所で起きた猫に対する卑劣な行為は現在は収まっているようだけど、いつ、何が起こるか分からない

から、気が抜けない。それでもノラたちのあったかい瞳に救われ頑張っている。