ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆余計なおせっかい。。。?☆

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昨日の夕方、私の住むアパートの近所で猫を四匹飼っているらしいおばぁと偶然に会った。

少し前に自治会長に連絡して、出来たら、このおばあの飼い猫たちに不妊・去勢手術の話をしていただけ

ないか・・・とお願いしたことがあった。自治会長は話をしてくれたのだが、当人は病弱なおじいと二人

暮らしで、年金で暮らしていると言う。手術をさせるほどの余裕もなく、私の話は流れてしまっていた。

そこで先日に、おばあのお宅に伺い直接話をするつもりだったのだけど、おばあは留守で耳の遠いおじい

では話にならず帰ったことがあった。そのおばあが私のアパートの前を歩いていたので私は呼びとめ、猫

の手術が半額で出来るということを伝えた。

「うちの猫じゃないさー」

おばあは言った。

「白い猫ですよ。私何度か見てますけどね。」

面食らった私はそういうと

「1匹はうちの子だけど、他のは違うよ。おじいがかわいそうって言って餌やってる。」

そう答えるおばあ。四匹いる猫たちは明らかに兄弟姉妹であり、大きさも模様もどう見ても同じ血を

分けた兄妹に見える。おそらく、家で増やしたんだろう。。。。

「でも、おばあ、苦情が出たら、もう猫たち捕られるよ。かわいそうだよ。」

私がそう言うとおばあは黙ってしまった。カドが立つ言い方はしていないと思うけど、黙り込んでしまっ

たおばあに、私は続けて言った。


「もしね、増やさないようにしたいって思ったら、私はここにいるから話に来てね。自治会長を通しても

いいから、私がすぐ連れて行ってあげるから。お金は半分だったら協力するからね。」

おばあは、少し笑顔になった。おそらく、隣り近所からもちらほら苦情が入っているのかもしれない。

見ず知らずの人間にいきなり猫の事を言われたから引いてしまったのかな・・・・

「おじいと話してみるさー」

おばあは最後に言った。

「よろしくお願いしますね。」

私は笑顔で言った。

余計なお世話かもしれない。けれど、「地域猫」は地域の人間を抱きこまなければ進展がない。。。。

地域の飼い猫ならよけいにノラ子たちを増やさないようにせめて不妊・去勢手術を行わないと哀れな

ノラ子たちが増える一方。お年寄りには不妊・去勢手術は【残酷】だ、と言う方も多い。私だって、本音

は手術してまで、お腹の命さえ奪ってまで・・・・と辛くなることだってあった。でも、今の世の中で

は、増えてしまうことが逆に動物たちを苦しめるような社会になっている。。。。

嫌な世の中。。。。。。。。。。。。

どうか、この老夫婦が私の話に興味を持ってくれることを祈るしかない。あまり強引にも出来ないので、

歯がゆいところだけど、ゆっくり交流を深めるしかないんだろう。。。


明日は吉原のノラ子の保護予定だけど、今日は朝から体調が悪く出勤も出来なかった。朝のノラ子たちの

ご飯もあげられなくて、夕方にみんな来たのでたくさんご飯をあげたばかり。。。。吉原のチィチィと

クロノラ子は私がいない時には向かいのママさんがご飯をあげてくれているので心配はないけど、Rさん

にも会っていないので、明日の朝Rさんが居てくれることを願うしかない。。。。

少しだけ心身共にお疲れ気味かな。

次から次へと試練があるって、本当はすごく幸せなことなんだけど、すこーしだけ疲れちゃってる。

今日はたくさん眠って、明日の保護を頑張ろう。


画像は、うちのちゃことチビとボボを舐めてあげるちゃこ。毎日ママに癒しとパワーをありがとうね。