ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆犬・猫大嫌いのおばあ☆

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私の住むアパートの後ろに、古いアパートが建っている。そこの家主さんのおばあとは、以前に野良猫の

フン害のことで苦情があり、私が掃除をすることと、猫避けの対策をお話したことがあった。

そのおばあと今日、偶然に会い、台風などの話をしていたら、ノラ子たちの話しになった。

おばあは、いつも私の部屋のベランダにいるククのことを

「いつも上から見下ろして偉そうだねー。」

と言ったのでビックリした。フン害では和解していたはずなのに、自分の子をそんな風に言われたので

驚いた。そして

「私は犬も猫も擦り寄ってきたら寒気がする。気持ち悪い。」

と言った。以前から動物は嫌いな感じがしていたけど、ここまで言われるとさすがに凹む。。。。

動物嫌いな方は多いけど、「地域猫」という活動をしている側から見れば、とても難しい存在である。

今まで接してきたおばあと、少し違っているので何かあったのかな・・・とさえ思った。

このおばあは、ある宗教をしている。実は私も若かりしころに同じ宗教を学んでいた。ただ、自分で

その宗教は納得できないから脱退したけど。。。。だから私は何となくこのおばあが分かる。。。。。

宗教は悪いものではない。自分を極め知ることも出来るから。私は仏教もキリスト系教も学んできた。

けど全てやめている。それは、何て言うかうまく言えないけれど私は向かない・・・ということかな。現

在の私の中で唯一大切で祈りを捧げる存在は「太陽」だけ。「太陽」に神様がいるかどうかは知らないけ

ど、太陽が在るから生物は存在している・・・・

それだけの想い。

夜は星空を見上げ、たましいの片割れたちに話しかける。昼は木々や雲に意識を傾ける・・・・・・

それだけで、私は満足している。そしてノラ子たちやうちの子供たちから癒され愛され過ごしている。

「猫を世話して、何かいいことあるの?物好きだね。」

最後におばあに言われた。私は

「ご迷惑かけています。。。また何かあれば、すぐ言ってくださいね。」

と言った。おばあは何も返答もせず、畑仕事にかかった。

今までの優しい笑みも見えず、何となく寂しい気もした。今まで話をして理解してくれていた。。。。と

思っていたことは、幻のように消えた。

でも、私は今からも、このおばあに迷惑が掛からないように毎日の掃除は続けてゆく。

そんなもんでしょう。。。。。

口先だけの温かい言葉でも、私には嬉しいから。

頑張ります。


画像は、うちの地域のノラ子たち。
上からチュチュ、ミー子
そしてチュチュと仲良しの半同棲のボボ