昨日、保護した吉原ノラ子の引き取りだった。
夕方、仕事を終えて病院での引き取り。幸いにして、このメスノラ子は、妊娠していなかった。
また新しく芽生えた「命」を摘み取ることがなかったので、良かった。。。。。
このノラ子を増やしてた店のママさんに言った。
「毎週、手術の予約は入れておきますから、メス猫だけでも馴らして手術できませんか?」
ママさんは、
「そうだね・・・これ以上増やしたらたいへんだよね・・・」
と言ったので、私は
「出来るだけ協力しますから。金曜に連絡ください」
と、言い、ついでに気になっていたことを話した。
「今日は旦那さんはいないんですか?」
以前にこの店に不妊・去勢手術の必要性を話に行ったとき、少しケンカ越しになってしまったのが
旦那さんだった。この旦那さんは、ママさんと私に猫を全部「処分しろ」と怒鳴った。ガス室での
苦しみも話をしたけど全く聞く耳もたず、「連れて行け」と私に言った人だった。
「今は寝てますよ。・・・こないだ、あんな事言っていたけど、ホントは可愛いんですよ。」
とママさんは言った。
確かに・・・本気で処分を考えているなら、すぐにでも役所を呼ぶだろうし、北部などに捨てに行くか
毒などで殺してしまうだろう・・・。けど、そんな気はないから、まだ猫たちは健在なんだろう。
私はこういった人たちを何名か見てきているので、改めて不妊・去勢手術の必要性・この吉原という街
の地域性の悪さを話し、ママさんと次の約束をした。来週末、またこの店のノラたちの保護を行う。
好き・かわいそうだけで、こんなに増えてしまった吉原の野良猫たち。何度も毒殺という非人道的な
行為で天使になっていたノラ子たちの子孫・・・・。一匹のペットという存在の猫からまたたくまに
増えてしまった猫たち・・・・。この子たちに何の罪があるんだろうか?
いつも思う。動物たちに一切の罪は無いということ。。。。人間のエゴで増やされ消され、愛も知らずに
天使になってしまったノラ子もいる・・・。これは正しいことなのか?
私は、「間違い」だと思う・・・。確かに不妊・去勢もエゴかもしれない。お腹に芽生えた「命」を
摘むときに・・・そう感じてしまう。けど・・・増やされた猫たちの末路は、決して幸せに生きたとは
思えないノラたちが多い。だから私は、たとえエゴとか自己満足とか言われようが、この活動はやめな
い。。。人々の意識が少しでも変わるよう、私は努力したい。