ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆昨夜の保護☆

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昨夜の保護は、以前に吉原の自治会へ伺ったときに一緒に同席したRさんの世話しているノラ子2匹

だった。このノラ子はRさんにとても懐いていて、ゲージで簡単に保護できた。

Rさんといえば、こないだ犬や猫をたくさん飼っているお店に不妊・去勢手術の話をしに行ったときに

その店の旦那さんが怒り狂って私に文句を言ったときの猫好きおばぁ。Rさんはノラ子を見ると、至る

ところでご飯をあげる。それも道端にばら撒いているらしい・・・。もともと皆から嫌われているよう

だから、心無い連中が悪く言っているのかと思っていた。しかし、私は昨日の朝見てしまった。

朝七時に出勤して、ノラ子たちにご飯をあげ片付けた。しばらくするとRさんが私の前を通った。

「Rさん!」

私はノラ子の保護をRさんにも手伝ってもらうつもりだったので呼び止めた。その時、私がさっきご飯

をあげたクロノラ子が何か食べていた。見ると人の家の前にドライフードがばら撒かれている。

「Rさん、何してるの?」

私はすぐRさんが撒いていったと分かり後を追いかけた。

「ご飯あげたよ」

Rさんは平然と私に言う。この時、皆が言っていることは本当なんだと知った。

「Rさん、なんでこんなことするの?こんなして人の家の前にフードを撒いてくからみんな怒るんだよ

?それは全部、猫たちに当たられるんだよ?」

Rさんは驚いたような顔をして言葉を失っていた。私も少し強く言いすぎたかもしれない・・・

「Rさん、猫たちはナンも悪くないよ。けど、こんな風に餌をあげてたら誰だって嫌がるよ。掃除

しなかったら虫も来るし臭くなるし・・・餌はなるべく時間を決めて隠れた場所であげてね。」

Rさんは、はっとしたような顔をしていた。自分がしていたことが正しいことと思っていたかもしれな

い・・・

「今夜、ケルビムさんが野良猫を迎えに来てくれるから、Rさんに懐いている野良猫をゲージに入れて

おける?」

私が聞くと、簡単に捕まえられるという話だった。私は店からゲージを渡し、夜にRさんの勤めている

店に伺うと約束した。

こないだ烈火のごとく怒っていた多頭飼いの旦那さんの話も、今なら理解できる・・・。あんなふうに

店先に餌をばら撒かれたら臭いもするし虫も湧くし、今からの季節とんでもないことになる。Rさんは

今まて゛そうした行為を平然と行ってきたわけで、以前私に言ったことは嘘だった・・・・・。私には

ちゃんと掃除もしてるし、見られない場所であげている・・・と言っていた。確かに自分の勤務している

店では、路地の間でノラ子たちにご飯を上げているけど、よそではノラ子を見たらすぐあげてしまう。

これは自分の店にさえ迷惑が掛からないからいいだろう・・・というRさんのエゴ・・・・。こうした

ことが積み重なってノラ子たちは毒餌という卑劣な行為で天使になってしまった・・・と言ってもいい

かもしれない・・・・。Rさんを攻めているわけではないけど、常識のない餌やりから、ノラ猫たちが

恨まれ犠牲になったのはあるだろう・・・・・。

辛いです。


夜にノラ子を引き取りに行ったとき、大き目のゲージには2匹の白いノラ子が入っていた。鳴くことも

なく、大人しいノラ子だった。私は受け取るときに、もう一度Rさんに朝の話の続きをした。もうあんな

行為はやってはいけないと。猫たちに何も罪は無く、こうした行為を見ている人が猫に対して憎悪を

燃やす・・・・これ以上毒餌なんかの犠牲にならないように、ノラ子たちが恨まれないように、ちゃんと

した餌やりをしてください、フンも取って下さいとお願いした。Rさんは分かったのか分からないのか

ぽやーっとした顔をしていたけど・・・・・。良い方向に考えよう。

Rさんが世話している触れるノラ子があと何頭かいるらしいので、その子たちから先に不妊・去勢手術

を行うつもりだ。馴れている子、妊娠している子から先にどんどん行っていく。問題は協力者がいない

こと・・・・。私は自分の働いている店の女性からも陰ではバカ扱いされている。別になんとも思わない

けど、出来たら協力者が何名か欲しい・・・・。

かなり苦しい試練になるけど、ノラ子たちを守りたい。無法地帯のあの街でどんな罵詈雑言を浴びせられ

ても・・・・頑張ってゆきたい。


画像は昨夜Rさんが保護してくれた2匹のノラ子です。目が赤いけどライトのせいかな^^;