ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆さくらんぼとパッションフルーツ☆

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仕事から帰り、ノラ子たちのトイレの掃除をしようと出かける準備をしていたら、訪問者。

向かいのアメリカ人夫婦の奥さんだった。彼女は日本人だけど、以前からノラ子たちのフン害のこと

で二度の話し合いをして、現在はとても良い関係になっている。私のしていることを理解してくれた

方でもある。

手には何やら包みを持っていた。

「これ、良かったらたべてね。」

と、渡されたのは【パッションフルーツ】。私は未だに食べたことの無い南国のフルーツだった。

「ありがとうございます。。。」

わざわざスーパーで買ってきてくれたようだった。嬉しくて仕方ない私。

ところが、またノラ子たちが彼女の屋敷に侵入し、フンをしているという話だった。。。。。

またか・・・・・私は天国から地獄に落とされたような気持ちになった。二週間ほど前に、私の見ている

ノラ子が、彼女の家の塀の上に乗っていたのを見たので、すぐにおどかして此処はだめだよ、と少し

怖い思いをさせた。ところがノラ子は、懲りずに塀から侵入し花壇にフンをしていたらしい・・・・

奥さんは怒っている様子もなく、何処から侵入したのか分からない。。と言う。私は先日の出来事を

素直に話した。とても申し訳なくて、恐縮した。

けど、奥さんは笑って

「そうか、分かった。ありがとうね。」

と言った。

「本当に、いつまでもすみません。。。。」

私は言った。奥さんは

「あんた、いつも良くやっているよー。大丈夫よ。」

と言われ、私は奥さんの気持ちに感謝した。。。。。。


数分後に、私の元に実家から『さくらんぼ』が届いた。毎年送られてくる地元の懐かしいフルーツ。

早速、向かいの奥さんに届けた。奥さんはとても喜んでくれた。。。。。

スーパーでさくらんぼが売ってあり、買おうとしたけど、とても高くてパッションフルーツにしたらし

い。この話を聞いて、私は何かシンクロしたようにも感じた。奥さんの気持ちと私の気持ちがシンクロ

したようにも思えた。嬉しかった。奥さんは私を家に招き、趣味で行っている絵画を見せてもらった。

花の絵。とても繊細で優しい色使いの花の絵だった。。。。

一枚頂いた。この絵は、私の宝物になる。猫を通して気持ちが繋がった【証】としての宝物・・・・・


嬉しかった。一番理解して欲しい方に理解していただき、私などのためにフルーツを買ってきてくれた

奥さんに感謝の思いでいっぱい・・・・・。

ありがとう。

ノラ子たちの「地域猫」活動に、ますます頑張れる私です。

人間って、互いに歩み寄らなければ何も分からない。。。話をして相手がどんな苦労をしているか、

それを知ろうとしないと、何も生まれない。。。。。

改めて感じた日だった。

向かいの奥さんのお宅や、アパートや近隣の方々に迷惑の掛からないよう、これからも真摯に活動を

頑張りたい。。。。。。。。。。



画像は、奥さんから頂いた『パッションフルーツ』。そして実家からおくられてきた『さくらんぼ』です。

とにかく良かった。