ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆子供が・・・・☆

今日はとてもショックな光景を見てしまった。

以前にも私が世話しているノラ子たちを大きな声で

「マヤーー!!」

と怒鳴り追い払う小学一年生が隣りの民家に住んでいる。母親も父親も、家族全員が猫嫌いらしい。

今日は、この小学校に上がったばかりの男の子がクロノラ子の生き残りの子を見かけた瞬間、ピカピカ

の黄色いバッグで叩こうとしていた。そして道路の端まで追い詰めて、本気で叩こうとしていた。

「何やってんのー?!」

私は様子をじっと見ていたけど、さすがにあきれて声を出した。子供はそれでもやめようとしない。

私はこの子供の側により

「何でこんなことするか?!」

と、少しだけ怒った感じで言った。子供は私の眼を見ない。下を向いて

「・・・ウンコするから」

と言った。

以前にも言っていた。ウンコをすると。あの時は、私はこの子に

「何処にしているの?ねぇーさんが掃除しに行くよ。」

と言ったことがあるが、この子は場所も言わないし、ただノラ子たちを虐待に近い状態で虐めている

ようにしか思えない・・・・・。この間天使になったクロノラ子の兄弟は、この子供が住む家と、うちの

店の間で死んでいた・・・・。亡骸の状態は今まで毒えさで殺された四匹のノラ子たちと同じ状態・・

私はこの、隣の一家が毒を撒いたのでは・・・?とさえ感じた。この子供の異常な猫嫌い。そして母親

のバカにしたような目つき。父親も同じ。風俗だから、バカにされても仕方ないかもしれないけど、

さらに野良猫のために風俗をしている私だから、余計にアホと思われているんだろう・・・・・


私はこの子に、

「何処でしている?」

と再び聞いた。この子は応えずに走り去った。片方の兄弟の兄は、小学生の三年くらいだけど、私と

この子のやりとりをニヤニヤしながら見ていた。

子供に腹が立っても情けないけど、正直、子供に腹が立った・・・・。

バカにされているのはわかる。けど、生き物の「命」の重さは伝えたい・・・と思っている。

どうしたらこの子たちは、もっと優しい人間になれるのだろう?親の教育もあるだろうけど、私の

子供なら、こんなことをしたら張り倒すかもしれない・・・。価値観の違い、意識の違いだろうけど

大人は、子供に一番大切なことを教えていない・・・・とつくづく感じさせられた日だった・・・・


今から日本の未来を作ってゆく子供たち・・・・。その子たちに何が大切なのかを教えてゆくのも親の

責任だと思う。私はこの年まで子供は生んだことはないけど・・・私が親なら真っ先に教えたいのは

人間として弱い生き物を守ってゆけるような、温かい未来を作りなさい・・・ということ。そして「命」

というものに、軽いも重いもないということ。。。

私の考えはおかしいのだろうか?子供と接したことのない人間のたわごとなんだろうか?

子供を怒ったので、何か波風が立つかもしれない・・・・。全て私に来ればいいのだけれど、チィチィが

昼から不明になっている・・・・。

心配・・・・・・・・・・・・・