ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆妊娠していたシロ子☆

夕方、一昨日に保護し不妊手術を行った近所のノラ子「シロ子」を迎えに行った。

仔猫を四匹宿していたという話だった。ただ、まだ形になってはおらず、妊娠したばかりという話だっ

た。

けど・・・胸がキリキリと傷む。形になっていなかったとしても、新しい「命」四匹を私のエゴで堕胎

させたのは事実。妊娠しているようには思わなかったけど、やっぱり胸が傷む・・・・

いつまでこんな事を続けて行くのかな・・・・ふと思った。今の世の中では繁殖したらすぐ毒だの虐待

だの保健所だの・・・けっして猫たちにとって穏やかに過ごせる社会じゃない・・・言い訳になってしま

うかもしれないけど、なんでこんな世の中なのか悔しく思った。


シロ子は捕獲器から放すといちど立ち止まり私をじっと見つめた。そしてすぐそばの林へと消えた。

あの時なぜ振り返ったのか・・・私に何を言いたかったのか・・・・考えたい。あの子の人生を変えた

私は、これからもずっとあの子の「親」である。たとえノラと言われても手術をしている以上は私が

管理したい。

どうか・・・人間を嫌いにならないで。

エゴと傲慢の人間社会だけど・・・・私もそうかもしれないけど・・・あなたのことは私がちゃんと

見てるから。守るから、嫌いにならないでね・・・


シロ子、大好きだよ。