ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆流血ノラ子・レンの去勢手術☆

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先週の土曜日、流血ノラ子の「レン」の去勢手術を行った。

あの子はとても人馴れしていたので、捕獲器も必要なく、スムーズに動物病院へと搬送した。

搬送の手伝いを、あしながおにぃさんがしてくれた。私は車が無いため、今までタクシーなとで

病院に通っていた。この島は本土に比べてタクシー賃が安い。けれどたまにならいいが、しょっ中では

大変だ。あしながおにぃさんは、たまに一緒に餌あげも手伝ってくれる。私より十歳も年上のにぃさん

だが、なぜか、一緒にいると安心する。協力者・理解者がすぐそばに居るだけで、心強くなっているのは

間違いない。  あしながおにぃさんは、ずっと私が猫のせわをしているのを見ていたらしい。

人が来るとすぐ隠れたり、カーテンも閉めっぱなしだったんで、私が自殺するんじゃないか・・・・

と思っていたらしい。実際、私は二ヶ月ほど軽い「鬱」が再発していて、対人恐怖症・パニック障害

も出ていた。確かに・・・死にたいとも考えていた。おにぃさんは、そんな私を見抜いていた。

彼は、この島に多い「位の高い人間」だ。位が高いとは、一般的には「霊的能力の高い人」だ。

この島では「ユタ」という方々が居て、東北で言う「イタコ」のような人。彼は「ユタ」ではないが、

能力が高いので私のように弱い波長を出し、後ろの人も力が無くなっているのを感じていたので

餌だけでもあげようとドアの前に置いていってくれていた。私は不思議と、おにぃさんではないか・・・

と感じていた。思い切って声を掛けたら、やっぱりそうだった。自分の勘が当たったのも不思議

だった。  それから度々、駐車場の砂場で話をしたりしている。主にノラの話だが、彼が引っ越し

してきて四年らしいが、その間に猫を捨てて行った住人も居るらしい。その子供たちが、現在

私が手術しているノラの子孫であることは間違いないようだ。無責任な飼い方で、一番哀れなのは

動物。捨てられた猫たちは、何を思うんだろう。大好きな主が突然居なくなって残されてひもじい

思いをして・・・・それでも主を待ちながらその場を離れない。哀れだ・・・・。

私がこの土地に来たのは、あの子達を救うためなんだろう。そして、私の前に現れたおにぃさんは、

私を救うために現れたんだろう・・・・。確証はないけど、心が素直に納得している。

出会いは「必然」。ノラたちを救いたい想いが、周囲の人間に伝わったんだと信じている。

画像は「レン」と子猫ちゃこです。