目当ての子は現れず、またＲさんもおらずに、私はノラ子を増やしたお店へと向かった。
ちょうどママさんもいて、こないだ不妊手術をした２匹のノラ子の姿を確認した。耳カットされているの
ですぐに分かった。ママさんに猫の状態を聞いたが、まったく問題もなく、私が確認した限りでも元気一
杯の様子だった。私はママさんに、他に捕まえられそうな子はいますか？と聞くと、ちょうど同じ兄妹の
オス猫がご飯を食べに来ていたので、ママさんにこの子を保護しても良いか？と尋ねた。するとママさん
は、オス猫だから手術しなくてもいいんじゃないか、と言った。私は、オスが発情したときのおしっこ掛
けや、鳴き声の凄まじさ、そしてオス同士のケンカのうるささを詳しく伝えた。ママさんはオス猫の手術
は必要ないと思っていたらしい。。。。こんな方は意外と多い。メスは産むから手術が必要だけどオスは
産まないから手術の必要はない。。。という方が多いのも事実。いや、待ってください、オスは子供を作
るんです。その結果メスが妊娠して猫が増えるのです。。。人間でも同じだろうに。。。。
ママさんも、私の妙に理屈っぽい言葉を理解してくれて、このオス猫の捕獲を行った。ママさんに馴れて
はいるが、抱っこまでは出来ないようで、ママさんはこの猫の大好きなチキンを用意してくれた。無事に
捕獲器におさまってくれたオスノラ子。兄妹なんで、模様も一緒。始めは捕獲器の中で暴れていたが、賢
い子らしく、車の中では大人しかった。そのうちにケルビムさんがお迎えに来てくれたので、搬送をお願
いした。引き取りは日曜日。とりあえず吉原での保護が成功したので安心した。けど、目当ての白ノラ子
が姿を現さないので、早くあの子を手術させたい。
またがんばります。
画像は捕獲器に入っているオスノラ子です。
