ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

トト

六年前くらいになります。吉原で、トトと出逢ったのは。


元々、店から離れた別の店付近にいたノラ子でした。


急に私がご飯をあげている駐車場に現れました。


太ももからお腹に傷がありました。

よく見たら、火傷のような傷痕。

初めはかなり警戒心が強く、傷痕さえハッキリとは見えませんでした。


トトが私に慣れてくれるまで半年ほど掛かりました。

かなり、ボス的な猫で去勢手術をしないと喧嘩が絶えず私はトトを慣らすことに集中しました。

そして漸く、捕獲し去勢手術。

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去勢手術のときに獣医に傷痕を見て頂きましたら、火傷痕のようですね、と。

トトを慣らしている最中に、以前にトトが居着いていた場所の方に、トトの事を聞きに行きました。

ある店の主が、猫に油のようなモノを掛けていた。。との話。


あー。。。熱い油をね。。。

深度の深い火傷をしますよね。。


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去勢手術の時は、火傷痕の治療までは出来ませんでしたが飲み薬を頂きました。


去勢手術後に無事に来てくれた、トト。

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少しして、足元に絡まるくらいなついてくれた、トト。

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トトの様子がおかしくなり、おそらく猫エイズではないか?激やせ、口内炎でヨダレが酷く。。


病院へ連れて行きましたら猫エイズ発症。。

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自宅保護をしました。


あれから1年12ヶ月。

エイズの延命治療は、もう止めています。


キャリーを見ただけで怯えるトトに、これ以上痛い思いをし身体に針を刺してストレスを与えることは、出来ませんでした。
これは、私のエゴになるかもしれません。


2012年に娘、ククを猫エイズで亡くしましたが亡くなる寸前まで延命治療を行ったていました。

皮下点滴の直後に痙攣をしたククは、数日後に天使になりました。


死に際まで、痛い思いをさせていたのです。


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10年一緒にいた娘、クク。沖縄で初めて保護をしたクク。


同じ病のトトには、針を刺すような苦しみは味合わせたく無いので、完治しない病のトトの治療は止めたのです。

それでも、火傷痕は自然治癒をし元気いっぱいでした。

サプリメントなどで、かなり良くなっていたのです。
たもぎ茸のサプリメントは、かなり効果的でした。


そんなトトが、二日前から食欲が全くなく、お水をたくさん飲みます。

腎不全を起こしているかもしれません。。


病院に連れて行くかは、悩んでいますがトトにとって、どんな選択が正しいの?

病院大嫌い。キャリーを用意したら逃げる。ずっと震えながらの治療。。

病にストレスほど、短命にしてしまうなら、私は自宅で皆とトトを見守ることを選びたい。。


また批判は覚悟ですが、トトが穏やかな表情でいることは、トト自身が納得しているようにも思えます。



家にきて、来月末で丸二年。



人間に傷をつけられても、私を信じてくれたトト。

関わったら、最期の瞬間まで。。


そう思って、ノラ子達と接して来ました。

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たぬじろうも、元はノラ子として去勢手術を行いお世話をして来ましたが、事故に遭い後ろ脚を骨折し入院、治療を経てから自宅に保護をしました。

ノラ子で成猫の完全室内飼いは、かなりストレスがありますが、トトにしても、たぬじろうにしても、完全室内飼いに順応してくれました。


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トト。



出逢って、長いね