ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆やっぱりこの街は・・・・☆

久しぶりの口論をした。

吉原で、ワンコ数頭の放し飼いと猫を13匹飼っている店に行った。もちろん猫も放し飼い。

なぜ行ったのかというと、この店の犬・猫たちが苦情の原因になっているらしい・・・と話を聞いた

からだった。飼っているというより、ノラに近い。犬も猫も全く管理していない。昔からそうしている

らしい噂を聞いていた。

店に入るとママさんがいたので、今回のケルビムさんでの不妊・去勢手術の内容を伝えた。以前に吉原

のノラ子たちの捕獲の話が出たときに、話をした事のあるママさんで、何とか猫たちを助けたい・・・

とも言っていた。ポスターもこの店の傍に貼ってくれた。

しかし、今日の話ではママさんの旦那さんが猫たちを全部処分しろと、言っていた。それはあまりにも

増えて、しかも別の店の猫好きなおばぁが、いつも猫たちに餌をあげ、片付けないでそのままだという

話で、旦那はもう怒り狂って私に言ってきた。

「ねーさん、引き取ってくれるのか?!Rさん(猫好きおばぁ)がいつも猫に餌やって片付けもしないで臭くてしょーがない!!さっさと処分頼んでくれないか?!」

凄い剣幕で私に言った。

「旦那さん、捕られた猫たちはどんなして処分されるか知ってますか?この猫たちはお宅で飼ってるん
でしょう?」

私はすぐ問い返した。

「知ってるさー!! ガスだろ?そんで生きてたらそのまま焼くんだろ? いいさー!それで!!」

旦那さんはそう私に言った。追い討ちをかけるように旦那さんは言う。

「マヤー(猫)なんか焼き殺せばいいさぁー!!」

私は言葉が出なかった・・・。仮にも今まで産ませて世話をしてきた猫たちを[焼き殺せ]と言っている。

この人はいったいナンなんだ?

「何で自分の猫をそんなことできるの?!」

私は言い返した。ママさんは黙って話を聞いていた。

「ねーさんはナイチャーか?知らないの?こっちではマヤーなんて昔っから食ってんだよ?」

「知ってます。知ってますけど、今は時代が違うんですよ!!」

思わず私はカーっとなり言い返した。

このオッサンの言ってることは、たとえ飼い猫として今まで可愛がっていても、近隣からの苦情が出れば

さっさと殺してしまえ・・・ということなんだろう・・・・。私は血圧がどんどん上がってゆくように

怒りのマグマが噴出しそうだった・・・・。

「とにかく、このRさんには私からも言います。ママさんはどうしたいの?処分したいの?手術して
増やさないようにしたいの?どっちですか?」

私は何も言わず旦那の罵声を大人しく聞いているママさんに話しかけた。ママさんは

「出来たら手術させた方がいいかな・・・、殺すのは可哀そうだよねぇ・・・」

と言った。

私はこの時悟った。この人たちは典型的な増やす人で、犬や猫のことを何も考えていない。「家族」とい

う実感もない・・・別の人がご飯をよくあげていてその人に責任転嫁しているだけなんだ・・・。もっと

動物たちのことを考えて愛していたら放し飼いにもしないし、不妊・虚勢手術もトイレも作っているだろ

う・・・。ただカワイイ、カワイソウだけで動物たちを傍に置いている人たち・・・・なんだ。

「もう一度、よく考えてください・・・・。どうしたいのか決まったら、私に連絡ください。」

私の精一杯の答えだった。

こういった人たちに通じるものはあるんだろうか?不妊・去勢手術を行っても、トイレさえ作らない

ようでは意味がない・・・・。こういった人たちがいっぱいいる、この吉原という街。私一人でいったい

何が出来るんだ?

とっても凹んだ一日・・・・。

明日、もう一度話しに行く。今週に手術できるようなら一匹でもさせてあげたい。

カワイイ・カワイソウで餌付けはいくらでも出来る・・・したければするだろう・・・

けど、それだけではどんどん不幸になる猫たちが増えてゆくばかり・・・。根本的な何かが違う。

なんで考えられないんだろう・・・先のことを。結果を・・・・!!

今夜も多少苦しんで寝ます。

明日、朝太陽が昇れば新しい気持ちになれるかもしれない。。。

今夜は文章も分かりずらくてごめんなさい・・・・。

明日になれば・・・・私も落ち着く。向こうのママさんも旦那さんも落ち着くかもしれない。冷静に

話し合わなくてはならない。

苦しむのは動物たちなんだから。

今日の話で少しでも気づいてほしいし・・・・