ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆近所のアパートからの苦情☆

仕事から帰り、いつものように駐車場の砂場の掃除をしていたら、すぐ近くの古いアパートの家主の

お婆さんがやってきた。この家主さんとはノラたちのことで、何度か話をしていた。理解は無いものの

掃除を毎日していることは知っている。そのアパートの一箇所は、私が毎日掃除しているのも知って

いるので、あまり強くノラ達の苦情を言われたことは無かった。

今日お婆さんが来た理由は、私が掃除していないとこに集中してフンをしている・・・という苦情だっ

た。私はすぐに一緒に行き、そこを見るとフンがたくさんしてあった。

「どうしたらいいかね?」

と聞かれ私は猫が寄らないような対処法を教えた。そして、私が毎日掃除しますよ、と言うと、

「悪いから・・・」

と言い、顔をしかめた。少し変わったお婆さんで、気難しく妙に穏やか過ぎて、何だか少し怖い感じが

したけど・・・言ってくれるだけで私も分かるので対策を考えたりは出来る。ただ、このお婆さんは、

ネズミ捕り用のカゴ式ではなく、バネで挟むものを買ってきたという。それの音にビックリして、猫が

寄らないのではないか・・・という考えらしい。けど、この機械はへたをすれば猫の手や足を挟め、

骨折してしまう場合もある。虐待行為になる可能性もある・・・。私はこんなものを使われては困ると

思ったので、すぐ対処法を教え、それでもダメなら連絡くださいと言った。

恐ろしい・・・もし、ノラ子があれに挟まって身動きが出来なくなったら・・・虐待されるか殺されて

しまうことだって充分ありえる。

このお婆さんは、以前私にハッキリと

「猫はうるさいし、臭い」

と言ったこともある。猫が嫌いなのはすぐ分かった。だから・・・あんな機械を平気で仕掛けられる

ような人だろう・・・とつくづく感じた。もし捕獲器がまだ販売されていたら、迷いなく購入し、ノラ

達を捕っていたと思う。仔猫が次々と行方不明になった事実もあり、その仔猫たちはお婆さんのアパート

のそばを通り道にしていたので・・・なおさら怖い。

証拠も何もないけど、私はこのお婆さんと話をしているとゾッとする印象が強かったので、何か普通の

人とは違う「闇」をとても強く感じていたのが本音だ。

これを機会に少しでも仲が良くなり、いろいろと話をしなくてはならない存在でもある・・・・。

理解を得られなくても、人間は話をすれば何のためにしているのか分かってくる。その時に相手がどう

いった人間かも分かってくる。「闇」のような少し変なオーラを感じるこのお婆さんのために、今から

動いてゆくことになりそうだ・・・・・。

次から次へと試練が絶えない・・・・。

しっかりしなくては!!