「不妊・去勢手術は残酷だ」
始めの一声がそうだった。今日は仲間達と職場の自治会に、野良猫の捕獲の中止を話し合いに
行った。しかし、自治会長はかなり頑固な方で、猫に餌を与えなければ増えない、分散すれば
その地域から苦情は出なくなる、の一点張りで、話にならない状態だった。しかも、風俗街という
ことで不妊・去勢費用を出すような人間はいない・・・・と言い切っていた。
それには理由がある。月、300円の自治会費まで払わないような街だからだ。その話を聞いて、
私もあきらめモードになっていた。
よく餌をあげているオバちゃんも一緒に話し合いをしたが、苦情を言っている方とは話し合いも出来ない
くらい険悪で、今からフンのしやすいトイレの設置などもお願いしたいのに、このオバちゃん本人が
逃げ腰では話し合っても意味が無い。「地域猫」とは、地域の方々で協力し合い行ってゆく方法だから
今回は、かなり難しい。仲間たちも半分あきれた様子だった。
私は今から何匹か手術を行う予定だか、結局一人では無理がある。自分の住むアパートの野良たちの面倒
は一人でも頑張れるけど、今回は無理だろう・・。
一気に「捕獲中止」を全国の愛護団体の方にお願いするのは簡単だ。けど、私が望むのは力で押さえ
つける方法ではなく、話し合い、協力・実行することを望んでいた。今までそうやってきたから・・・
しかし、あまりにも行政のやり方も酷すぎる。自治体も猫が消えればそれでいいと思っている。
オバちゃんたちも、本気で手術をしようと思っていると思っているように感じなかったのが本音。
これから、一体どうなるのか・・・・しかし、私は出来ることからやってゆくしかないのが
現実です・・・・・