何歳かははっきり覚えていません。
ただ、時間が止まったような静寂に包まれたことがあります。
叔母と、山菜取りに近くの山沿いの原っぱに出掛けた時の話。
近くには、工業地帯があり、ただあまりたくさんの工場はなく原生林が繁るような地域でした。
山菜は、やはり取らなきゃ損ですから近くのお山に熊が居ようが取りに行ってました。
あー、思い出した。中学生だったかな。
叔母と山菜を取っている時に、叔母がトイレに行くと言うので、私は一人原っぱに残され山菜を探していました。
その時、変な事に気付きました。
鳥の鳴き声が無くなった。
虫の鳴き声が消えた。
私は、ぼーっとしながら周りを見渡しました。
原っぱが続く場所は、山裾に繋がり叔母がトイレに行くと言った建物もある。
しかし、音が全くしないのです。
そんな中、原っぱの茂みに気配を感じました。
直感で、【熊】。
けど。。。獣的な感覚がしない。
その瞬間、ものすごい恐怖感に襲われ、私はうずくまっていました。
音が無いだけで。。本当に怖くなりました。まるで別次元に居るようで、早く叔母が帰って来ないかと祈るばかり。
そんな静寂から、再び虫の鳴き声が聞こえました。
自分的には一時間くらい経っている感覚でしたが、トイレから戻ってきた叔母は10分も経っていないとの話。
頭が混乱しましたが、叔母が戻ってきて単純に安心しました。
あの感覚は何だろう?
まるで異次元のような感覚でした。けど、私は死ぬと感じました。それくらい恐怖感を体験した出来事です。
熊ではない。
あれは、山の神様に弄ばれた時間ではないだろうか?
そう、思います🐱
山の神様は女神が多いらしく、私は女性ですから気に入らなかったのかな?
山菜は、思ったより取れませんでしたし。。いつも取りに行く叔母も首を傾げていました😅
不思議な思い出です☺️