ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

釈放されていなかった。

金曜日から、那覇のボラさんが警察署に電話をし、彼が釈放されたのか聞いていますが、一向に教えてもらえませんでした。

 

しかし、部屋の電気が夜に付いているのを見たので、出てきていると思っていました。

 

けど、彼の姿を見た人は居なく、吉原にもご飯あげに来ていないとの事。

一度、猫たちの様子を見に行った私は、気が狂いそうになりまして、今日、いつもお願いしているタクシー運転手と一緒に彼の自宅へ行きました。

 

一部屋の入り口は外から開くので、その部屋の猫たちにご飯とお水を入れましたが、もう二つの部屋へ入るには、やはり玄関の鍵をどうにかしないと入れない。

中から、猫の鳴き声がします。

 

タクシー運転手は、ドライバーを使い鍵をできるだけ壊さないようにすると停車しているタクシーに戻り、ドライバーを取りに行きました。

 

私が待っていると、二人の男性が来ました。

 

警察でした。

 

とりあえず、訳を話し、中にいる猫達にご飯とお水をあげないと死んでしまう経緯を話しました。

 

そこにタクシー運転手が戻り、どうやらドライバーを取りに行く途中に会って話をしたそうで、大丈夫でした。

 

運転手はドライバーを使い、ようやく玄関の鍵を取りまして、私は中に入れました❗

 

4〜5日、水もご飯も食べれなかった猫達は、意外に弱ってはおらず、知らない侵入者にほとんどの子達は隠れましたが、私は泣きながらお水とご飯をたくさんあげました。

 

勾留中の彼には弁護士も付いたとの事で、この先の流れで、猫達を団体さんに預けるかどうかが決まると思います。

 

 

一つ、言いたいことがあります。

 

【猫たちを外に出した方が良いのでは?】

 

と、警察の方が言いました。

 

【だめです❗そんな事をしたら、周りに迷惑です。】

 

私は、そう返しました。

 

このような状態でも、部屋の中がゴミだらけでも、猫たちには安住の棲み家なんです。

 

彼の未来が決まりましたら、動くことなんで、私がご飯あげに通えば良いだけなんです。

 

猫たちが、思ったより元気そうで、私は張り詰めていたモノが無くなりました。

 

本当に本当に、心配でした。思いきって来て良かった。偶然にも警察の方に会えて話が出来て良かった。

正直、私は彼の未来はどうでも良い。

 

猫たちを餓死させたくなかっただけです。

 

不法侵入で逮捕されるかもしれない恐怖心もありましたし、社団法人代表である以上、逮捕されたら法人も終わるだろうと考えていました。。

 

私は、まだ、人間だと思いました。

 

 

人間本位で、この活動をしている私ではないことが、分かりました。

 

猫たちが元気で。。。本当にありがとう。。です。それだけです。

 

また行きます。

 


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画像は、これだけ載せます。中ではなく、外です。