今日、この島では『旧正月』。
旧暦で行事を行うことが多い。今日は旧暦で元旦にあたる。
仕事を休み、私は再び『浜比嘉島』へ足を運んだ。今年の元旦に初詣をかねてウガンジュ(拝所)を
訪れたが、この島の一部の地域では旧暦の正月に祝いをするらしくて、浜比嘉の方々も旧暦で盆と正月
を祝う風習があるというので掃除をしているおじぃ一人しかいなかった。れど今日は地元の方や里帰り
をした島の方がたくさんいて、ウガンジュはにぎやかだった。私も皆さんと同じく靴を脱いで神の
いらっしゃる洞窟へと入り、歳初めの挨拶と祈りをしてきた。
年が明けてからいろいろと私の周囲では起こっている。なぜこんなに重なって続くのか私も不安になり、
今日は旧正月の元旦ということで仕事を休み手を合わせに行った。そして天に還ったノラ子たちの、たま
しいの平穏を祈った。
次は本島南部にある『斎場御嶽』(せいふぁうたき)という琉球王国創造神、アマメキヨが造った聖域を
訪れた。来るのはこれで二度目だった。厳粛な雰囲気と穏やかな海。神の存在を思わせる聖地。
そして、斎場御嶽の切り立った岩と岩の間から、神の島『久高島』が見える。
今日は曇り空であまり綺麗に見えなかったので、別の高台から久高島を撮った。もっと晴れていれば
神の島をもっとハッキリと見ることが出来たけど・・・・来れただけで嬉しかった。
なぜ急に行きたくなったのかは、分からない。ただ、行きたい・・・と思いつき行っただけ。浜比嘉島は
掃除をしているおじぃに「旧正月にいらっしゃい」と言われたので予定はしていたけど、御嶽には突然
行きたくなった。何となく感じることは、私を守っていてくれている後ろの方からの導きではないかと。
立て続けに色んなことが起こって私も参っているのは事実。気持ちも少し弱っている。そこで、守ってく
れている後ろの方が私に神の御元に導いてくれたのではないか・・・と感じた。神の癒しとパワーを
戴いて、また猫活動を頑張れる勇気と知恵と気力を与えて戴いたようにも思った。とても体中が痛くなり
帰りはぐったりするほど、私の中にネガティブな想いが溜まっていたように思える。あの疲労感は言葉で
は表せないほど辛かった。家に戻ったらスッキリしていたけど・・・・今は眠くて眠くてしかたない。
明日からまた頑張れるエネルギーを戴いた旧正月の元旦。今日は私の自分史の中でも深くたましいに刻ま
れた意味のある日となった。
画像は斎場御嶽の切り立った岩と、少し見晴らしのいい場所から撮った久高島です。曇りがちなんで
綺麗に撮れませんでした。