「今のうち、気に入った猫は連れてゆけ」と、別の店で餌をあげているおぱぁが言われた。
私はすぐ、仲間に相談をした。やはり、私のように不妊・去勢手術を考えて餌付けをしている
わけではないので、かなり難しい問題になると感じている。
「かわいそうだから」「猫好きだから」
そんな理由でノラたちに安易に餌を上げる方が後を絶たない。かわいそう・・・・と言う心を持つのは
ありがたいけど、ノラにとったらいずれは辛い状況に追い込まれる運命になってゆく。
私が職場のノラたちも全て管理できたらいいけど、金銭的にも場所的にも無理がある。どうしたら
いいのか、ハッキリと答えが出ないのが本音だ。あの街で、ノラのために「お金」を出すような人間が
いるんだろうか？みな生活苦やまともな考えも持たぬ人間の集まる街で・・・・。
明日は、近所の店の猫に餌付けしているおばぁたちと話し合いをする予定だ。とにかく、先立つものが
無いと手術も受けさせることが出来ない。半分でもいいからお願いするつもりだ。病院への搬送は
すべて私一人で行うことになるはずだけど・・・。
とりあえず、「動物たちを救う会」に報告し、私が出来る事をやるしかない。
なんとか助けたい・・・・こないだ事故で逝ってしまった「シーマ」の子供たちが残っているからだ。
あの子達も守らなくてはならない。シーマは、天国から応援してくれるんだろうか・・・。
どうか、シーマ、子供たちを守ってください・・・私に知恵と勇気をください・・・
自分の住む地域のノラたちのことで精一杯で、なかなか職場のノラたちまで回らなかった・・・
ごめんね。きっと良い方向に行くように頑張るからね。皆を守りたいから。
職場で先に天使になった子たちも、きっと守ってくれる。そう信じてる。
