ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆自治会長さんとの話し合い☆

先週、またご近所から野良猫のフン害が二件あったので、今日は仲間と共に自治会へ向かった。

話し合いは一時間ほど。結果は私のアパートに何箇所かフンの出来る砂場を造り、野良たちが

そこでフンをしてくれるように躾をすることで、とりあえずは収まった。

その後、苦情を言われたお宅に行った。二度目で、しかも同じお宅だった。

以前に行ったときは、穏やかな反応だったが、今日はさすがに切れてる状態だった。掃除をして

臭いを消してバリケードを作っても野良がフンをする・・・。かなり、参っている様子だった。

私が掃除をすると言っても断られた。とにかく、フンをする野良を私が作る砂場に寄せなければ

ならない。これでだめならいくら手術住みの野良でもガス室は近いだろう。

なぜ、こんなに猫嫌いな方の居る場所にフンをするんだろうか?猫なりの嫌がらせなんだろうか?

二件目に伺ったときは、全く逆の反応をされ、穏やかに話は進んだ。私は一軒目のお宅での

きついやり取りを思い出し、二件目の家主さんに「頑張ってください」といわれた瞬間、

涙が出てしまった。多分初めて言われた言葉だった。仲間同士ではよく使う言葉だったが、苦情

の出ているお宅から言われるとは思いもよらなかったんで、思わず心がへなへなになってしまった。

「言霊」しかない。考えて思い悩んでびくびくしてもしょうがない。人間同士、会話がひつようだ。

一軒目の奥さんは、アメリカ人の旦那さんが居るので、この島には五年間住む予定だ。五年の

間に、初めは害が頻繁にあると思います。けど、私は頑張ります。いつか笑顔で会話が出来るよう

迷惑を減らし頑張ります。

ごめんなさい。ほんとうに、ごめんなさい。嫌な思いばかりさせてごめんなさい。

私は自治会に入ることにします。そして、この地域の方々の中から理解を得てくれる方を探します。

地域猫」とは「地域の問題」私はすすんでこの地域の方々と話し合う、知ってもらう義務がある。

「共生」とは難しい問題。フン害で悩む方の悲痛な叫びを実際に受けると心が痛みます。

けど、今日は何か吹っ切れた感じです。びくびくしてやがて対人恐怖症になりかけていた私だった。

仲間が遠くからすぐ集まってくれる。それだけで救われる思い。そして、実際に話し合う。

人間、話をしなければ何も分からない。

辛くて、嬉しい、貴重な一日でした。