先週、またご近所から野良猫のフン害が二件あったので、今日は仲間と共に自治会へ向かった。
話し合いは一時間ほど。結果は私のアパートに何箇所かフンの出来る砂場を造り、野良たちが
そこでフンをしてくれるように躾をすることで、とりあえずは収まった。
その後、苦情を言われたお宅に行った。二度目で、しかも同じお宅だった。
以前に行ったときは、穏やかな反応だったが、今日はさすがに切れてる状態だった。掃除をして
臭いを消してバリケードを作っても野良がフンをする・・・。かなり、参っている様子だった。
私が掃除をすると言っても断られた。とにかく、フンをする野良を私が作る砂場に寄せなければ
ならない。これでだめならいくら手術住みの野良でもガス室は近いだろう。
なぜ、こんなに猫嫌いな方の居る場所にフンをするんだろうか?猫なりの嫌がらせなんだろうか?
二件目に伺ったときは、全く逆の反応をされ、穏やかに話は進んだ。私は一軒目のお宅での
きついやり取りを思い出し、二件目の家主さんに「頑張ってください」といわれた瞬間、
涙が出てしまった。多分初めて言われた言葉だった。仲間同士ではよく使う言葉だったが、苦情
の出ているお宅から言われるとは思いもよらなかったんで、思わず心がへなへなになってしまった。
「言霊」しかない。考えて思い悩んでびくびくしてもしょうがない。人間同士、会話がひつようだ。
一軒目の奥さんは、アメリカ人の旦那さんが居るので、この島には五年間住む予定だ。五年の
間に、初めは害が頻繁にあると思います。けど、私は頑張ります。いつか笑顔で会話が出来るよう
迷惑を減らし頑張ります。
ごめんなさい。ほんとうに、ごめんなさい。嫌な思いばかりさせてごめんなさい。
私は自治会に入ることにします。そして、この地域の方々の中から理解を得てくれる方を探します。
「地域猫」とは「地域の問題」私はすすんでこの地域の方々と話し合う、知ってもらう義務がある。
「共生」とは難しい問題。フン害で悩む方の悲痛な叫びを実際に受けると心が痛みます。
けど、今日は何か吹っ切れた感じです。びくびくしてやがて対人恐怖症になりかけていた私だった。
仲間が遠くからすぐ集まってくれる。それだけで救われる思い。そして、実際に話し合う。
人間、話をしなければ何も分からない。
辛くて、嬉しい、貴重な一日でした。