ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

恐れを知らぬガキだった頃 2

紅い鳥居の前に着くと友人と車を降り鳥居まで歩いてみました。 周囲は林に囲まれ、日も暮れて嫌な空気。鳥居の後ろには長い階段がありました。何処まで続いてるのか頂上も見えません。
友人は、階段を登ってみようと私に言います。私は、もう怖くて一刻もこの場所から離れたいだけでした。 私が半泣きなので友人は残念そうな顔をして車に戻りました。 。 ヤバいな。。ここはめっちゃヤバい! とにかく早くここを出なきゃならない。。 友人が車をUターンし鳥居に背を向け元に来た砂利道をゆっくり走らせました。道が狭いうえ砂利道ですからスピードは出せません。息苦しさと圧迫感で私も限界でした。眼を閉じ、ただただ出口に着くのを祈り。 その時、友人がうわぁって声を上げたので眼を開けると車のフロントガラスやサイドのガラスに白い煙のような物体が当たってきたのです! 私も絶叫してました。 友人もパニック。アクセルを思い切り踏み込みます。私は心の中で般若心経を唱えていました。 入ってはいけない場所だった。。バカな私は思わず後ろを振り返りました。 白い影がたくさん、私たちを追ってきます。。 。生きて帰れただけで奇跡です。