ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

吉原で保護したノラ子

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最近から、吉原でノラ子たちに餌上げをしているお姉さんと知り合い、以前から避妊・去勢手術の必要

性や、吉原のノラたちの状況などを説明していた。

そのお姉さんが餌あげしているノラ子のうちの1匹が、後ろ足が麻痺した状態になり、一昨日にお世話に

なっている獣医師さんに診てもらった。

背中に何か刺さったような傷があり、その傷から菌が入り、神経から感染症を発症したらしく、そのせい

で後ろ足が麻痺してしまった・・・という話だった。二日間の入院で、今日の退院。状態はとても良く、

今夜はボランティアの方に預かっていただき、明日に吉原に返すこととなった。

うちでの預かりは難しく、ボランティアさんがいてくれて、本当に助かった。しかも、この猫の世話をし

ているお姉さんは治療代を出すことが出来ず、ボランティアさんと、私で今回の治療代を出した。

確かに、最近の吉原の状態はとても悪い。お客がほとんどいない。。不景気もあるんだろうけど、今月は

異常なくらいお客がいない。昼も夜も閑古鳥。。私自身もとても苦しい状態。。。

明日に、このお姉さんが治療代を私たちに払えるかは、はっきり答えもない。。。避妊・去勢手術も全く

していない状態で、掃除だけはしているようだけど、とにかく手術を行い増えないように努力をしないと

、いつかこのお姉さんは、吉原の猫たちを捨ててゆくような危うさもある・・

このお姉さんのほかに二人、女の子が餌をあげている状態で、手術となるとお金もでるので、決断しきれ


ない状態。今は募金も無いので、実費では厳しい・・・みんな、そうなんだろう・・・・


先の先を考えれば、猫たちの数が増えないことが一番大切なんだけど、この説明もなかなか伝わらな

い。。。。

やっぱり、吉原で猫のために本気で全てを犠牲にして地域猫をしたいって人は・・・・いないんだなぁ。

この街に働きにくる人は、それぞれ苦しい状況に置かれた人が多いのが現実だから・・






画像は、今回後ろ足が麻痺した状態で保護した吉原のノラ子。私は全く知らないノラ子でした。
とても人馴れしていて、治療も行いやすかったと先生も仰っていました。
明日の午後に吉原に返します。