ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

悲しいこと。。

某歓楽街で働く方から野良猫相談を受けまして、その歓楽街にわりと近いボランティアさんが避妊手術を協力することになったのですが、避妊予定の母猫が3ヶ月ほど前に産んでしまったらしい子猫が、今朝に車に轢かれ亡くなっていたとのこと。。


なぜか、私がお願いをしたボランティアさんが、仕事がたまたま午後からでしたので依頼を受けた歓楽街に一人で見に行ったそうです。

そうしたら、依頼者とのメールのやり取りの中、写メに撮していた猫とそっくりな猫が、亡くなっていたのを偶然に見つけたのです。

ボランティアさんは、依頼者の働くお店は知りません。本人がビックリしていました。

まさか、依頼者の働く店の場所だったとは思いもよりませんでしたから。

朝に私に電話があり、経緯を知りましたが、ボランティアさんは依頼者がいつ店に来るかも分かりませんし、子猫の遺骸をどうしたら良いか相談されました。

その地域は、燃えるゴミの日なんで、誰かが見つけたら間違いなく、ゴミに出されます。
これは吉原で、私も経験しています。ごみ袋に入れたら持って行きますから。

毒殺事件のあった時、ゴミ袋に2匹の猫が入っていたのを後から近所の店の方から聞きました。
燃えるゴミの日に出されていたそうです。




すぐに、依頼者に私も連絡をとり、子猫は依頼者の自宅に引き取られることになり安心しました。
庭に埋めてあげるそうです。

そして、母猫の避妊手術の日にちも決まり依頼者も少しは周りから理解を得られると思います。

ボランティアさんは、なぜ自身が依頼者の店が分かったのか、子猫の亡骸を見つけることになったのか。。不思議な廻り合わせに、子猫に呼ばれたのかな?と話していました。


依頼者と会いたいがために、子猫のたましいはボランティアさんを使ったのだと思います。

最期は、愛してくれた依頼者に逢いたかったのかもしれません。。

ちょっと残念なはなしですが、この歓楽街にも猫は多いようです。

依頼者が、少しずつでも周囲に理解を得ながら、一匹でも避妊去勢手術を行ってゆくことを、祈っています。

ボランティアさんも、協力してくださるので依頼者も心強いかと思います。