ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆今日の保護☆

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今朝、Rさんのいる店に、白いメスノラ子の保護のために伺った。Rさんがいたので、私はこの間

から不妊手術をさせたいと言っていた白いメスノラ子はいるのか、と聞いた。そしたらRさんは

今朝はいなかった・・・と言う。いつでも捕まえることが出来ると言っていたのに、話が違うじゃ

ないの、と思いながらも何処にいるのか知らないかと聞くと、はっきりとは分からない・・・と言う。

またまた困ったな、今日こそ手術させなくては。。。と意気込んで来たのに。。。Rさんは、ノラ子

を増やした店の猫のことを言う。以前に1匹は手術したが、あれから伺っても店が開いてなかったりして

保護できなかった猫たち。私は仕方なく、その店に再び伺った。店は開いていたけど誰もいない。

「ママさーん!!」

朝から私は少し苛立ちながらママさんを呼んだ。返答がないので、諦めかけたとき、ママさんの旦那さん

が顔を出した。酔っている。

「マヤーな?!早く全部連れて行け!!」

早速、前と同じ調子で言う元アシバーの旦那さん。

酔ってるから、私は穏やかに猫の手術の予約を入れていることを伝えた。ママさんには毎週土曜日に

予約してあるということは前から伝えてある。

「とにかく、全部連れてゆけー!!!」

この旦那さんは酔っているので話にならないと思い、帰ろうとしたらママさんが出てきた。どうやら

ママさんも酔っているようだ。

「ごめんなさい。。。捕まえきれないから、今日は無理!!」

捕まえきれないって・・・・いつも店の中に寝てる子がいるじゃないの?!私は少し、むっとした。

「1匹も出てこないのですか?いつも店の中にいるでしょう?今日はどうしたの?」

と聞くと、ママさんは

「今日はみんな出て行って見当たらないですね。来週なら、捕まえておくから。」

と言った。

「ゲージはあるんですか?」

と聞くと

「うん、あるある。」

そう言うので、今から捕まえれと言っても逆切れされたら困るので、私は来週にまた伺いますと約束を

し、店を後にした。何だか腹立だしくなった。約束してあるのに、いざ行けばいない、捕まえられな

い。。。。確かに慣れていてもほとんどがノラ子だから、店がワイワイすればいなくなるかもしれないけ

ど。。。多分、今朝は二日酔いしていて捕まえることも面倒なんだろうな・・・と感じて、腹が立ってし

まった。本気で猫たちを不妊・去勢手術をさせたいとは考えていないんだろう、と、つくづく感じた。

さて。。。困った。本当に困った。今日もキャンセルになっては病院側もあきれるかもしれない。

ノラ子の保護だから困難ではあるけれど、キャンセルが続くのは困ってしまう。。。私はもう一度Rさん

のいる店に向かった。白ノラ子が来ているかもしれないと思い、急いで向かった。

店に着くとすでにRさんの姿はなく、従業員に聞いたら病院へ行ったという。Rさんは、先日に事故に

遭い脚を怪我しているので、歳も行っているので定期的に病院通いをしている。Rさんも居なくては白

ノラ子も出てこないだろうな・・・と思いキャンセルしようか・・・と考えながらRさんが餌上げをして

いる路地の隙間を覗いた。

「おっ!」

白ノラ子の姿は無いけれど、手術済みの三毛と白い猫2匹がいた。元気そうだ。私の姿を見て隠れようと

していた。その中に、Rさんにとても慣れているオスのキジトラがいた。久しぶりに姿を見た。

この子、保護しようか・・・・迷った。出来たらメスを保護したい。けど、オスでも発情すればメスが

また妊娠してしまう。私はこのキジトラの保護を決めた。キジトラは、私には慣れていないので捕獲器

を使うことにした。一度自分の店に戻りフードと捕獲器を持ってRさんの店に再び行った。まだいる。

人間をあまり怖がってはいないようなので、私は餌を持ちながら捕獲器を仕掛けた。キジトラは捕獲器に

興味を示したのか、扉の前まできている。陰に隠れ他の子が入らないことを祈りじっと見ていた。

キジトラが入った。私の心臓もバクバクしている。どうか、ご飯に釣られてください!!

扉が落ちた。キジトラは無事に保護できた。ビックリして捕獲器の中で暴れてしまったけど怪我はして

いないので安心した。暴れすぎて爪を割ってしまったクロノラ子の経験があるので、心配していたけど

しばらくすると落ち着いて大人しくなった。そして病院へ搬送。タクシー賃も痛いけど、車の無い私には

仕方ない。いつもお願いしているタクシーの方は私のしていることに理解があるのでいくらか安くして

乗せてくれている。タクシーのKさんにも感謝です!

キジトラを無事に病院へ運び、私はまた吉原に戻って仕事をした。いくらでも稼いでおきたいので疲れ

ていたけど仕事をした。

明日の夜には引き取り。これでキジトラも立派な「地域猫」となる。


約束してもなかなか事が運ばないのはキツイ。私の知っているノラ子たちはほとんどが天使になって

今からの保護は全く面識の無いノラ子たちばかり。。。。まだまだ試練は続くけど、その中で少しでも

理解が得られたらいつか実を結ぶと信じている。


画像はタクシーで搬送中のキジトラ。カワイイ顔をしているね。
そして以前に不妊手術を行った吉原のノラ子。こっち覗いています。