ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆チィチィの想い・・・・・☆

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吉原に行くたびに、いつも不安なのは私の見ているノラ子たちが皆来てくれるかということ。。。

一匹でも来ないと、また何かあったのでは・・・と不安に駆られてしまう。

現に向かいのママさんが可愛がっていた『みぃ』と、クロノラ子3兄妹のうちの一匹が行方不明になって

二週間は経つ・・・・・。現在ご飯を食べに来るのは『チィチィ』と『クロノラ子』の2匹だけ。

他に、たまーに姿を見せるのは、1年ほど前に別の店で母猫を事故で失くした仔猫5兄妹のうちの一匹。

この5兄妹は、私がまだ吉原で地域猫活動をしていない頃に隣りのお店の軒下で生まれていた。母猫は

隣りのお店の従業員からご飯を貰い生きていたようだった。そして仔猫が5匹生まれて間もなく、母猫

は事故で天使になってしまった。残された5匹の仔猫たちは、ご飯をあげていた従業員も辞めてしまった

ため、私ともう一人の女の子でご飯をあげていた。ところが私の働いていた店のママが、仔猫の一匹を

車で轢いてしまった・・・。現場には私もいて、轢かれた仔猫を抱き上げたがもう遅く、私の腕の中で

痙攣して天使になってしまった・・・・。さらにその店のママは生き物が大嫌いで、「あ、ごめんね」

程度だったのを覚えている。私がその店を辞めたのは、あのママのあの態度も原因だった。

そして次のお店は同じ道路沿いにあったので、屋根から屋根に移動する仔猫たちを私は誘導した。そして

最近辞めたお店の裏まで来てくれたのでご飯をあげていた。

あの時の仔猫たちもいつの間にかいなくなってしまったが、みんなあちこちに散ってたまに見かけるくら

いだった。けど生きていた。そのうちの一匹のオス猫が、今新しく移った店の方にいた。すぐわかった。

あの時の仔猫が成長したのだと。人馴れはしていないけど、クロノラ子3兄妹と共に行動しているらしく

、一緒に来ることが何度かあった。けど・・・他の兄妹3匹はまったく消息が分からない・・・・。

私がもっと早くこの街で「地域猫」を実行できていたのなら、あの時の仔猫たち全てを守ることが

出来たかもしれない・・・・。後悔することばかりだけど、後悔しても何も生まれない・・・・・・

今、残されたノラ子たちを守ることしか出来ない・・・・・。


チィチィは今朝、息子シロチビが天使になった道路に立っていた。車が来るので危ないから私はすぐに

チィチィの元へと走った。チィチィはシロチビの匂いが残っているのか、渇いた血の匂いを嗅いでいた。

そして空を見ていた。シロチビの声が聞こえたんだろうか・・・・。

突然いなくなってしまった息子。チィチィは全て分かっている。そう感じた・・・・・・・

私に出来ることは、チィチィやクロノラ子たちを守ることぐらい。それしかない。。。。

哀しみがもう増えないように、残されたノラ子たちを守りたい。

ほんとうに。。。世界が変わればいいのにね。

あなた達が穏やかに怯えることなく生きてゆける世界に変わればいいのにね・・・・・


画像は上から『チィチィ』。

次はクロノラ子2匹。次は舌をしまい忘れたクロノラ子。