ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

★癒えない傷・・・・・だけど現実を見なくては・・・・・★

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チャコの毒殺事件からの傷はそうとう深く、私は悲しみと悔しさにパニック状態だった。

けど昨日は金曜日。動物病院へ予約してあるノラ猫の不妊・去勢手術。すっかり忘れてしまっていた

私は現実に戻った。

ケルビムさんの一言が胸に突き刺さっている。

「あなたがここでひるんだら・・・誰がノラたちを守るの?」

私がどれだけ泣こうが喚こうが、チャコや今まで毒殺された猫たちは還ってこない。今、残されたノラ

たちを守るのが私の使命なんだ・・・・と考えを変えた。

本当は私の住む地域の発情したノラ子の保護を考えていたけど姿が見えないので吉原に向かった。

近くの店で餌上げをしているママさんのところによくノラたちが集まるので、ママさんは留守だったが

私は捕獲器を仕掛けた。ノラたちが集まってきているのが分かった。陰に隠れ、捕獲器の扉が閉まる

音を待った。数分してから「がシャン」と扉の降りた音。私は急いで中に入ったノラ子を確認した。

「?!」

一瞬何かと思った。よく見ると仔猫が2匹入っていた。先日、毒餌で天使になった「みゅう」の最後

に産んだ仔猫のようだった。みゅうを不妊手術させた後に仔猫が四匹ほどいる・・・とママさんからの

情報はあった。みゅうが亡くなった後、このママさんが毎日ご飯を上げていたらしい。私は実際は初めて

の対面だった。みゅうとソックリのトラ模様の生後二ヶ月弱ほどの仔猫。かなり警戒心が強い。

私は迷った。今夜は手術の予約を入れている。しかし入った子は仔猫。どうしたらいいだろう・・・・

活動の仲間にすぐ電話で相談した。その方は、犬・猫を一時預かるシェルターがあると言う。そこに

預けるしかないのでは?とのこと。その代わり、健康チェックを行いワクチンも摂取してからシェルター

へ連れてゆくのが条件だという。私はすぐ病院に電話をして訳を話した。そしてその夜は一晩病院で預か

り翌日(今日)検査になった。すぐ仔猫たちを捕獲器のまま病院に預けた。受付の女の子は馴染みの女の

子で話も早い。そしてさっき、病院に行ってきた。仔猫たちは相変わらず警戒心が強いが、昨夜よりは

少し落ち着いている様子だった。先生の話によれば、下痢と嘔吐があるので調べたところ、回虫がいると

いうことだった。まだ小さいためにワクチンは無理らしい。今日一日様子を見て明日には退院できそう

という話だった。問題はワクチンがまだ打てないのでシェルターには連れて行けないこと・・・しばらく

は私の部屋でククやレン、ちゃことボボと暮らすしかない・・・もちろんゲージに入れて隔離させなく

てはならない・・・うちは1DKだから、かなり苦しいではあるけれど、病院が歩いてゆける距離なんで

通うことも可能ではある。またまた大変な事態になってしまったけど・・・これは故母猫「みゅう」の

導きなんだろう・・・子供を守ってと・・・みゅうは私に託したんだろう。あと2匹の仔猫が吉原に

いる。ママさんが可愛がっているので少しは安心だけど、早めに保護してワクチンだけでも摂取させた

い。そして餌を与えるママさんに馴れたころに保護して手術といった形を取るかもしれない。今のとこ

ハッキリとした先は見えないけど、亡くなった「みゅう」の想いを受けた私は仔猫と繋がることが

できた。天使になったノラ子たちは、私を影から見守り導き、支えてくれているように感じる。

今出来ることは一刻も早い保護と手術しかないけれど、犯人は必ず捕まると信じている。人の心を

持たない鬼畜は・・・・必ず報いがあるから。それがカルマの法則。法則は絶対不変だと思うから・・

今日は仕事を休んでしまったけど、明日からまた働く。入院費、手術費用を少しでも稼がないとノラ

たちを救えないからね・・・。敬遠される仕事だろうけど、しかも野良猫のために稼いでるなんて私

くらいなんだろうけど。。。それでも守りたいだけ・・・・。


画像は先日に毒で亡くなった「みゅう」

そして昨夜保護できた「みゅう」の仔猫2匹。捕獲器に入っています。