子猫を無事に預けてきた。初めて会ったアメリカ人女性は同じ市内に住んでいた。
私はてっきりベース(米軍基地)内の女性かと思っていたら民間に家を借り一家で住んでいる家族だっ
た。子供のアンジェラは、私の猫を「キュート・キュート」と連呼していた。五歳のわんぱく盛りの
子供のいる家庭で、あの二匹の猫たちは大丈夫だろうか・・・。少し心配したが、アメリカ人で犬・猫
救済活動をしているトップの女性も同席し、猫を愛するグループのお話や情熱を聞いた。私達と変わらな
い。いや、それ以上かもしれない。動物を愛する気持ちを持つ人は世界中に存在する。私はここの地
では昔に戦争でアメリカ人からの深い傷を負った人がたくさんいるので、良い目で見ない方も多い。
しかし、人間の行った愚かな戦争は人間同士の問題。小さな動物を愛する気持ちに国境は無い。
預けた二匹は里親さんが見付かり次第、私が会う条件だ。そして、去勢・不妊手術は私が行う事になる。
それは、里親として貰っても手術しない人間も多いからだ。手術しなければ不幸な野良たちがまた増えて
しまう。この島は動物に対してお金を使う方が、他県に比べて少ない。そして愛護センターでの処分
の回転が速いという。それだけ処分しになくてはならない犬・猫を増やしている状態だ。
行政に言いたい。手術の援助をしてくださいと。ただ処分すればいい・・・だけの地域性・人間性。
それではあまりにも哀しいです。
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