ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆未知との遭遇?☆

小学校のときに、両親から天体望遠鏡を買ってもらった。

物心ついたときから、星空を見上げていたので、弟と二人して天体望遠鏡をせがんだ覚えがある。

実家は、吾妻山の裾野の延長にある米沢盆地。

田んぼの広がるところにぽつんとあり、夜になると真っ暗で蛙や鈴虫、蟋蟀の

合唱の響く田舎だった。そんな中、星は格段と美しく見える地域でもあった。


冬は、本当に銀世界一色の朝を迎えていた。



弟と私は二階の子供部屋で窓際に二段ベッドを置いていた。夜はカーテンを開け、季節ごとめぐる星座の

話をしながら眠ったものだった・・・・懐かしい記憶。。。。

星に抱かれているように眠る・・・・今では考えられないかもしれない。。。


弟と私は、神話の世界の星の名前の由来とか、物語などを話ながら眠っていた。




初めてのスゴイ体験は、ある夜に起きた。



夜は家族団らんで、茶の間でテレビを見たり学校の話をしたり、普通の家族の風景の毎日。その毎日の

中のある晩、私たち家族は信じられないような体験をした。



あれは秋口だった記憶がある。いつものように祖父母、両親、私と弟とで茶の間でテレビを見ていた。

その時、窓の外が明るくなった。

「誰か来たか?」


車のヘッドライトのような光に
父が言った。

「誰だろうねー。」

母が言った。



「?・・・人工衛星が降りてきたぞ!!」

父は窓から外を見てこう叫んだ。そして外へと出た。

「えーーっ?!」

テレビを見ていた私と弟は父の後を追い外へ出た。祖父母も母も、みんな外へ出た。




まぶしい光が降りてくる・・・・空自体が白い光で覆われているようだった。。。。。。




「・・・・・・!!!!」




気がついたのは翌朝、二段ベッドの上。


?????




私は昨夜の記憶を思い出す。

急いで階下へと降りた。


いつもの朝の光景。朝ごはんの支度をしている母。新聞を読んでいる父。奥の座イスで威張るように座っ

ている祖父、小さな畑に出掛けている祖母・・・・・

「お母さん!!人工衛星は?!」

すぐさま母に昨夜の出来事を聞いた。

「はぁ?何?夢見たのか?」



母の答えに驚く私。




「お父さん!!覚えてないの?!」

父は面倒くさそうに言う。




人工衛星が落ちてきたら大変だろが!」





私は言葉を失った。なんで?昨日の夜みんなで見たのに!!



そこへ弟が降りてきた。





「おかーさん、人工衛星どーなったのー?」





弟の言葉に、私はあれは夢じゃない!!と確信した。





「はぁ?二人して同じ夢見たの?」



母の言葉に、私と弟は顔を見合わせた。





「なんで?!昨日、降りてきたよ!!覚えてないんか?!」





弟もムキになっているようだ。両親も祖父も、畑から帰ってきた祖母も、笑っていた・・・・・・・




兄弟して同じ夢を見ることもあるんだねぇー・・・と、楽しそうに笑っていた・・・・・・・・


腑に落ちない私と弟。あれは夢?二人で同じ夢を見たの?????



そして私と弟は、再会するたびにあの時の不思議話をしていた。弟もなんで家族が覚えていないのか、

不思議がっていた。あの体験から私は何度か未確認飛行物体を目撃し、夢でも見ていた。







一昨年、1年ぶりに弟にメールを送った。またあの時の話をしたいと思い、メールした。



弟の返信は

「知らない」

だった・・・・・・・・




なんで?ずっと今まで話してきたのに!!!

それでも弟は覚えていない・・・と言う。





この話は、実体験。

未だに私自身もなんだったのか・・・解らない。

私の記憶がおかしいのか。。。。。。。






一度友人とデカイ母船を見たときは、彼女は未だに覚えている。

私自身、27歳くらいまでは未確認飛行物体を見ていたけど、今は見ていない。




ただ、先週の朝方、オリオン座とヒアデス星団で光が輝き移動した現象を見た。朝方にノラたちのご飯

をあげるのだが、まだ暗く星が美しい。

こないだ見た光は、何年ぶりかで遭遇した光だと、すぐ分かった。。。。。。

朝が毎日楽しみ。




煌めく星達に見守られているよう。

サインをおくってくれたのが嬉しかった。