ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

☆仔猫たちの退院と譲渡☆

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吉原で保護した「みゅう」の仔猫2匹が昨夜退院した。そして今日、同じ活動をしている方が建てた

小さなシェルターに連れてゆく予定だったけど、そのシェルターで風邪を引いた猫が多数居るという

ことで、シェルター行きはストップした。

仔猫たちはとても元気になり、人馴れもしていた。病院スタッフの方々の温かい看護のお陰で、人が

好きな猫になっていた。ただ、メスの方がまだ人が怖いようで抱いて撫でたらゴロゴロと喉を鳴らすけど

また少し臆病みたいだった。シェルターに連れて行けないので、しばらくは私のうちで過ごそうと考え

ていた矢先、今日の昼に活動をしている方から電話が入った。アメリカ人夫婦が仔猫を探しているという

ことで、ぜひこの仔猫たちを見たいという話だった。ことは急で夕方には会う約束をした。

夕方にベースの入り口で待ち合わせをした。仔猫たちは久々の車で少し驚いているようだった。ずっと

声を掛け、怖い思いを拭っていた。やがて皆が集まり、仔猫を見せた。アメリカ人夫婦は一目で仔猫

たちを気に入ったようだった。フードも籠も全て用意してくれていて、スグにでも貰いたいと言ってい

た。けど私達は簡単に猫を譲渡しない。ちゃんとワクチンや不妊・去勢手術、完全室内飼いを約束して

誓約書にサインしてくれる方しか譲渡しない。さらに、住所も聞いて、何かあれば行けるようにする。

ここまでして譲渡が成立する。この仔猫たちの不妊・去勢手術費用は私が出すことになっている。

里親さんに猫をあげる・・・ということは、ここまで気遣いをすることです。里親さんが見つかって

譲渡しても何らかの事情で保健所に持ち込む人も多いので、私達はここまでする。でないと、渡した猫

たちも何かあればかわいそうになるから・・・・。

今回のアメリカ人夫婦は間違いなく、仔猫たちを家族の一員として受け入れてくれる方々と感じた。

退院していきなりの展開だけど、仔猫たちを必要としている方に出会えたことは素晴らしい幸運だ。

一ヶ月後に逢いに行く約束をした。活動をしている方と二人で会いに行く。その時2匹がどんな家族の

一員となっているか楽しみだ。活動している方は

「るらサン、あなたラッキーよ。こんなに早く飼い主が現れるのは滅多に無いよ」

と言われ、私は毒エサで天使になった母猫「みゅう」の導きだと感じずにはいられなかった・・・・

みゅうとソックリの2匹の仔猫たちは、新しい家族に「愛」をたくさん与えるために貰われていった。

みゅうは天国で微笑んでいるかもしれない・・あと2匹の兄妹たちは、吉原のママさんにご飯をもらい

がんばっている。早く保護してワクチンを接種しなくてはならない。残された兄弟たちにも里親さんを

見つけてあげたいけど、どれぐらい人馴れしているか分からない状態。ノラで生きてゆくには不妊・去勢

手術が必要だからいずれ保護する予定でいる。

今回は病院側でもとてもお世話になり、ノラに対してここまで献身的に診てくれる先生やスタッフの

方々にも感謝している。これからも保護の予定はたくさんある。私はお金を稼いで日々のやるべきことを

一生懸命やるだけなんだ・・・。


画像は退院してうちのゲージに入っている2匹の仔猫です。

そして吉原で毒えさで天使になった母猫「みゅう」です。