ノラ達の最期の言葉

2006年から沖縄で野良猫のTNR活動を行っております。

決別

昨年から吉原の件で協力してくれていたボランティアさんたちと決別した。

昨夜の話し合いで、そうなりました。


根本的な考えの違いから、地域猫活動を一緒に行うことは難しく、吉原は最近

から来てくれている男性の方と、当分は二人での活動になりそうです。

男性の方は、毎日吉原で清掃や餌やり、また地域住民や働く女性達と話をし、

自治会長さんからもある程度の信頼を得ることが出来ました。

冷静に対処できる方なので、あの難しい地域では彼は適任だと改めて思いまし

た。

ただ、問題は今からの避妊・去勢手術の捻出です。

彼は生活保護を受けている状態なので、また私も自宅周辺のノラ子たちの手術

も未だにできない状態。。。

頼みの綱だったボランティアさんたちとは決裂。。

私も仕事を頑張って、避妊・去勢手術代を稼がなくてはなりません。

吉原で、以前に餌上げをしていた女性達も、もう金銭的に厳しいので彼女たち

にお願いされた時にしか手術も行えないので厳しい状態は続きます。



地域猫」活動の原点は現場での行動です。

具体的に言えば、毎日の清掃・餌やりは基本です。その中で地域住民や自治

などともコミニュケーションをとり、地域猫の必要性やなぜ猫がこんなに居る

のか、餌やりの必要性はなぜなのか、避妊・去勢手術を行う意味はなぜなのか

・・・お話しする機会でもあり、密かにご飯をあげていた女性に増えない方法

を伝えたりと、現場での活動から全てが生まれてくるのです。

それを、現場よりも行政に頼る。現場での活動は必要ない・・・そんな考え

をもたれていては、一緒に活動は出来ないと感じました。

行政が簡単に避妊・去勢費用を出しますか?

行政は何をしてくれるの?

モデル地区を作るのは良いことですが、そのために他の捨てられた猫や手術

をしていない猫は処分させましょう。。犠牲はつきものです・・・

その考えは、私は間違いだと思っています。

一つの命さえ救えず、どうして愛護と言えますか?

それは愛誤だと思います。


まぁ。。。やりたいようにしてください。

吉原からは退いてください。。

と、そんな感じで決別させていただきました。


どんなことをするにも、順序があります。仕事でも事業でも、一つ一つのステ

ップを踏んで成功してゆくものではないでしょうか?全てを飛び越して無理な

地域は捨てる、そして猫が処分されてゆく。。。実際に、この方々は一つの地

域を捨てました。そして新しい地域をやろうとしている。。。こんなメチャク

チャなやり方に、私自身付いてゆけません。またボランティアの男性の方も同

じ気持ちです。。。



少し愚痴になってしまいましたが・・・・

これでよかったのだと思わないと、やりきれないですね。。